2022.01.07スタッフBlog
頭蓋骨を緩めると身体がスッキリ楽になるってホント?
自粛生活が長引く中で、増えているといわれている不眠や肩こり、めまいなどの不定主訴。
漠然とした不安に神経をすり減らし、ストレスが溜まっている、
病院に行くほどでもないけれど体の不調が続いている、
ストレスの積み重ねで自律神経の乱れや精神的な疲れを抱えている、
そんな方も多いようです。
ストレスや緊張の緩和に身体や頭のマッサージはとてもおすすめですが、このような不定愁訴をお持ちの方には、単に筋肉を揉み解すだけでなく、「頭蓋骨を緩める」というアプローチもおすすめです。
目次
- ○ 知っているようで知らない頭蓋骨のしくみ
- ・頭蓋骨の構造
- ・頭蓋骨の内側には何がある?
- ・脳脊髄液の役割
- ○ 頭蓋骨を緩めるってどういうこと?
- ・頭蓋骨をゆるめる「クラニオセイクラルセラピー」とは?
- ・どんな効果があるの?
- ○ まとめ
知っているようで知らない頭蓋骨のしくみ
頭蓋骨の構造
「頭蓋骨」と聞いてイメージするのが、いわゆるドクロやしゃれこうべのイラストではないでしょうか?
一見すると、表面が滑らかで、ひとつの大きな骨のように見えますが、実は複数の骨がつながって丸い形を成しています。
骨のつなぎ目は縫合線と呼ばれ、身体の他の箇所にあるような骨と骨をつなぐ「関節」とはまた違った形態となっています。
この頭蓋骨の縫合はほぼ動くことはありませんが、呼吸に合わせてわずかに膨らんだりへこんだりすると考えられています。
頭蓋骨の内側には何がある?
頭蓋骨の内側にあるのは、もちろん「脳」ですよね。
人間の生命活動の基盤ともいえる脳ですが、脳そのものはとても柔らかい組織です。
脳を守るために、頭蓋骨、そしてその内側は、硬膜、くも膜という2層の膜に囲まれています。
さらに、脳の表面には軟膜という名の薄い膜が張り付いていますので、頭蓋骨の内側には、脳を包むように外硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜があることになります。
くも膜と軟膜の間の空間(「くも膜下腔」と呼びます)は、「脳脊髄液」と呼ばれる液体で満たされており、脳は脳脊髄液のなかに浮いているような状態になっています。
例えると”スーパーに売られているお豆腐”のようなイメージです。
液体がクッションのような役割をして脳を守っているのです。
脳脊髄液の役割
脳脊髄液の役割は、まず脳と脊髄を守ることです。
例えば頭を壁などにぶつけると、脳に衝撃がかかることが想像できます。
ですが柔らかい脳が簡単に崩れないのは、頭蓋骨が表面を守り、そして脳脊髄液がクッションとして衝撃を吸収しているからなのです。
次に、脳や神経に栄養を運んだり、老廃物を除去するという役割があります。
脳脊髄液は、24 時間で3 ~ 4 回入れ替わって、頭蓋骨から仙骨までを循環したあと、最終的に血液またはリンパ液に混ざる仕組みになっています。
体の中を循環しているものといえば、血液・リンパ液などがありますが、この脳脊髄液も循環しているというわけです。
脳脊髄液の循環がスムーズな時は、脳や脊髄に栄養が行き渡り、体が健康に保たれるのですが、ストレスなどで交感神経が優位になると、体全体の血管や筋肉が緊張して硬くなり、頭蓋骨の動きが悪くなるので脳脊髄液の流れが滞ってしまいます(>_<)
また、首の凝りも循環が悪くなる原因になります、、、
脳脊髄液の流れが滞ると、頭痛や腰痛、体が疲れるなどの不調が起こりやすくなったり、本来の頭蓋骨の動きが悪くなることで筋膜・骨膜も硬くなり、骨格の歪み、肌のハリや弾力の低下、しわ、くすみの原因にもなってしまいます(>_<)
頭蓋骨を緩めるってどういうこと?
頭蓋骨をゆるめる「クラニオセイクラルセラピー」とは?
前項でも述べたように、脳脊髄液の流れが滞ると、身体に様々な不調が現れやすくなります。
脳脊髄液は脳からお尻にある仙骨までを循環していますが、循環をスムーズに行うために、頭蓋骨は呼吸と連動して膨張と収縮をわずかに繰り返しています。
頭蓋骨のわずかな動きを調整し、脳脊髄液の流れを促す手技が「クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)」です。
一般的なヘッドマッサージや骨格矯正と言われるものとは違い、非常に優しいタッチで行いますので、お子様からご年配の方まで、妊婦さんや産後のママさんにも無理なく受けていただくことができます。
どんな効果があるの?
クラニオセイクラルセラピーは、脳脊髄液の流れを促し身体の様々な不調の緩和に効果があると言われています。
特に、病院に行くほどではないけれど漠然とした体の不調や心身の疲れがある、という方におすすめです。
こんな症状がある方におすすめ
・不眠、ストレス過多によるイライラや不安
・自律神経やホルモンのバランスの乱れ
・首、肩、頭の凝りや痛み
・頭痛やめまい、目の疲れ
・肉体的、精神的な疲労
・病院に行っても特に悪い所は見つからない
まとめ
「頭蓋骨を緩める」と聞くと凝りほぐしや小顔矯正のようなイメージがありますが、クラニオセイクラルセラピーは主に身体の内部に働きかけるのですね。
5gタッチと言われるほどソフトな手技で、眠ってしまう人も多いのですが、受けた後はとてもスッキリして視界がクリアになる、頭が冴える、受けた日はぐっすり眠れた、といった感想も聞かれます。
楽種では、クラニオセイクラルセラピーのメニューはないのですが、全員が講習を受けているので、ぜひ試してみたい!という方はセラピストにお声かけくださいね。
クラニオセイクラルセラピーだけじゃない!
ストレスによる心身の不調にはこちらもおすすめです。
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