2022.02.26スタッフBlog
アロマでリラックス。自律神経の乱れを整える香りとは?
アロマがもたらす効能は、その香りを嗅ぐ事で得られる気持ちの安らぎや落ち着きといったリラックス効果だけでなく、消化の促進や感染症の予防、美肌効果など多岐にわたります。
その中でも、特によく耳にするアロマと自律神経との関わりやおすすめのアロマオイルについてご紹介したいと思います。
目次
- ○ アロマと自律神経の関わり
- ・アロマってなに?
- ・自律神経って?どんな働きがあるの?
- ・アロマは自律神経にどのようにかかわっている?
- ○ 自律神経を整えるアロマの精油とは
- ・ラベンダー
- ・ローズマリー
- ・ゼラニウム
- ・ベルガモット
- ○ まとめ
アロマと自律神経の関わり
アロマってなに?
アロマオイルやアロマセラピーなど、最近ではよく聞きなれた言葉ですが、アロマを訳すと「芳香、香り」という意味になります。語源はギリシャ語の「香草、香辛料」を意味する言葉。
主として植物等から発する香りを表します。
アロマオイルは、「精油」「エッセンシャルオイル」とも呼ばれ、植物の芳香成分を抽出して作られます。
正確にはオイル=油ではないのですが、油に溶けやすい性質を持っています。
アロマオイルを使って、心身の不調に働きかける自然療法をアロマセラピーといいます。
アロマオイルの香りで嗅覚から脳に働きかけたり、オイルトリートメントをすることで皮膚から成分を吸収して全身に働きかけます。
自律神経って?どんな働きがあるの?
自律神経とは、自分の意志とは関係なく働く神経のことで、呼吸・循環・消化・生殖・排泄など生命維持に必要不可欠な機能を調節しています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
おおまかにいうと、交感神経は運動や仕事など、活発な活動をしている時に優位に働き、副交感神経は食事や睡眠など、身体を休ませリラックスしている時に優位に働きます。
外部の環境の変化に合わせて、身体が適応できるように働いてくれている、それが自律神経です。
外部環境の変化に適応するために働くのが自律神経ですが、交感神経・副交感神経どちらか一方が働き続けるとその協調関係が崩れ、身体もバランスを崩してしまいます。俗にいう「自律神経失調症」がこれにあたり、その要因には、過労や環境の変化などもありますがストレスも大きく関与しています。
アロマは自律神経にどのようにかかわっている?
アロマオイルの芳香成分は、脳の大脳辺縁系、視床下部、下垂体へ伝達されます。
この中の視床下部は、自律神経やホルモンのバランスを司っている非常に重要な器官です。
アロマの香りが視床下部に直接働きかけることで、自律神経やホルモンのバランスを整える作用があると考えられています。
例えば、ストレスや緊張で交感神経が優位になっている人に、副交感神経を優位にする香りを嗅いでもらうことで、気持ちが落ち着き、身体の緊張がほぐれてリラックスさせることができます。
自律神経を整えるアロマの精油とは
ラベンダー
まず、おすすめするのがラベンダーの香り。
アロマオイルの中で一番メジャーといっても過言ではないラベンダー。
まず、この精油が選ばれるのはその香りのよさだけではなく、効能の多さにあります。
まさに「万能」とよばれるラベンダーの香りですが、特に鎮静作用が強いのが特徴です。
ラベンダーの香りには、身体をリラックスさせ副交感神経を優位にさせる働きがあります。
その他にも、痙攣を押さえる鎮痙作用、抗不安作用、抗炎症作用など様々な効能があります。
ストレスや過労からくる自律神経の不調には、ラベンダーの香りを入浴や入眠の際に取り入れたり、ラベンダーのオイルを使ったアロマセラピートリートメントなどを行うことで心身のバランスを整える助けになります。
ローズマリー
ラベンダーのオイルと対比される事が多いローズマリー。
「若返りのオイル」とも言われ、鎮静させるラベンダーとは逆に身体を活性化させてくれる香りです。
疲労感が溜まっている時に、気分をスッキリさせてくれたり、眠気を覚ましてやる気にさせてくれる働きがあります。
記憶力や集中力を増し、血行促進や抗菌作用などにも優れています。
自律神経の乱れから、朝すっきり起きられない、やる気が出ない、という時には、朝の目覚めやシャワーなどの際にローズマリーの香りを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ゼラニウム
女性にに特におすすめしたいのがゼラニウムの香りです。
女性ホルモンのエストロゲンに作用し、ホルモンバランスの乱れを整えると言われるゼラニウムの香りは、更年期などに多い自律神経の乱れに特に有用です。
ラベンダーが交感神経優位な人に、ローズマリーが副交感神経優位な人に、それぞれおすすめなのに比べ、ゼラニウムは「不調のバランスをとってくれる」といわれることからどちらのタイプにも使いやすいオイルです。
その他にも、美肌効果が有名でスキンケアなどに取り入れる事で落ち込んだ気分を明るくしてくれる香りです。
ベルガモット
柑橘系のベルガモットは紅茶のアールグレイの香りづけにも使われています。
万人に馴染みやすく受け入れられやすい柑橘系の香りの中でも、甘すぎずスッキリしていて、それでいて優しい香りが人気です。
ベルガモットをはじめ、柑橘系の香りに含まれる成分には心を落ち着かせ不安を和らげる効果があります。
また、胃腸にも働きかけるので、自律神経のバランスが崩れ胃腸の調子が悪い、お腹がすかない、という方は食事前にベルガモットの香りを嗅いでみてはいかがでしょうか?
まとめ
アロマというと、香りの良し悪しや好き嫌いで選んでしまう方が多いのではないでしょうか?
でも、アロマの精油にはこんなたくさんの効能があるのです。
ご自身の体調に合わせて、香りを選んでみてはいかがでしょうか?
プロにお任せ!
あなたの症状に合わせたオイルを選んでトリートメントを行います。
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